はじめまして、saito-kです。 KLabでは毎月ALMという社内勉強会を開催しています。 今回はALMのご説明と2012年4月度ALMのレポートをお送りします。

ALMとは

ALMとはAll Layer Meetingの略で、職種・役職・発表内容を問わない勉強会・発表会です。 内容的に高度なものである必要はありませんが、発表者自身が工夫した箇所があることを求められます。 また、発表者にはプレゼン練習、聴衆には質問する能力を養う機会を提供する目的もあります。 開催は東京六本木の本社で行われますが、TV会議システム、インターネットを通じて国内外の拠点に配信を行っています。

2012年4月度ALMレポート

2012年4月度のALMはスタンダード枠(発表15分・質問15分)が3枠、ライトニングトーク枠(発表5分・質問5分)が4枠で行われました。 また新たな試みとして、終了後に料理やお酒を用意した懇親会も開催しました。

スタンダード枠

松下征弘「AWSネタ」



AppStoreにて好評配信中の「真・戦国バスター for iPhone」のインフラ担当よりAmazon Web Service(AWS)をソーシャルゲームのインフラとして利用する際のノウハウについての発表がありました。 弊社では自社インフラDSASをソーシャルゲームで利用してきましたが、「真・戦国バスター for iPhone」では、クラウドサーバであるAWSを利用しています。 負荷の増加に応じて柔軟にサーバが増やせるのがクラウドの利点ではありますが、リアルサーバとは違う問題点もあるとのことです。 ソーシャルゲームにおいてはイベント期間中は急激に負荷が増加するため、数分で立ち上がるクラウドサーバの立ち上げ時間すら問題になる場合があり、その対策法についての知見が発表されました。

矢竹亮太「囲碁AI」



囲碁はチェスや将棋に比べて打てる手が膨大であり、まだまだAIが人間には勝てない競技です。 どの手が有効なのか考えさせるのは難しいため、ランダムで打った手で終局まで対戦し、勝率が高い手を採用するモンテカルロ法というのがAIに利用されているそうです。 この発表ではそのモンテカルロ法で囲碁を・・・作るのは難しかったため、オセロAIを作ってみた、との発表がされました。 メインのAIの他にも、なんとオセロの盤面を3Dにしてしまったというネタも仕込んでくれていました。 3D表示にはブラウザのWebGL用ライブラリThree.jsが使われているとのことでした。 質疑応答では、AIやWebGL、Three.jsのそれぞれに様々な質問が飛び交いました。 また、社内で囲碁仲間も見つかり、日頃の業務で縁のない社員同士の交流にも繋がったようです。

稲田直哉「flask」



KLab社内Pythonエヴァンジェリストの稲田さんよりPythonでソーシャルゲームを開発するためにフレームワーク選定についての発表でした。 いくつかのフレームワークを検討した結果、flaskというフレームワークを選んだとのことでした。 既存フレームワークから移行する際の学習コストの低さや、O/Rマッパーやテンプレートエンジンの選択肢の広さが理由になったとのことです。
alias php6 python
という提案もなされ、終始Pythonへの愛に満ちながら、技術的にも興味深い内容が含まれている発表でした。

ライトニングトーク枠

岡部匡芳「コワーキングについて」

「休日に勉強したいけど、自宅だと誘惑が多くて、集中できない!」という人のためにコワーキングスペースの利用体験談の発表されました。 コワーキングスペースとは、電源・LANが完備された作業空間を貸し出してくれるサービスです。

山田佳幹「WebGL」

WebGL上で複雑なモデルを表示した際のパフォーマンスについての発表がされました。 こちらもThree.jsを使用しており、社内で静かなブームが来ているようです。

佐々木健一「ドメイン駆動設計やってみた」

「エリック・エヴァンスのドメイン駆動設計」を参考に実際のプロジェクトでドメイン駆動設計を実践した体験記の発表がされました。

飯塚健太郎 「複雑系科学の世界 -Think Complexity-」

新卒さんも早速発表してくれました。 小さいサイズのプログラムから複雑な図形や音楽を出力することができるという内容の発表でした。 既存社員にもこのようなアルゴリズムに興味がある社員がいましたので、質疑応答では「最近はどんな方向性がトレンドなの?」という質問があり、新卒さんの入社により社内に新たな風が入ってきていることを感じました。

結果発表

全発表終了後、懇親会までの間に一人一票で投票が行われました。 その結果、稲田さんと新卒の飯塚さんが同率一位となり、商品として一万円分のAmazonギフト券が贈られました。

懇親会



発表終了後、同会場で懇親会が行われました。 料理と飲み物(アルコールもあります)が提供され、発表者への質疑応答の時間では足りなかった質問や、交流が行われました。 懇親会も時間の許す限り参加していただき、最後まで盛り上がったALMとなりました。 KLabでは毎月のこのような勉強会を行っています。 来月以降もレポートしていく予定ですので、ご期待ください。